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『三振法務博士はかく語りき』

三振法務博士が,司法試験再チャレンジを決意。予備試験,司法試験合格まで,どん底から這い上がろうとする様を,惜しげもなく晒そうと思います。

ザックJAPANグループリーグ敗退と司法試験。

今日のコロンビア戦は5時起きで観ました。
結果は1-4で大敗。

それでも,3戦の中では一番日本のサッカーが
出来た試合だったと思います。
それはキャプテン長谷部も言っていましたね。


日本のサッカーが出来たけど,大敗。


文句なしにつきつけられる実力差,
この上なく悔しいと思います。


ザックは言います。

「もっと出来たことがあった」と。



でも,自分は思います。

その「出来たこと」というのは,
もし仮に試合開始前に時間を巻き戻せたなら,
果たして「出来ていた」のだろうか,と。


司法試験の本試験でも必ずそういう部分は出ると思います。
 「この事実は思いついていたのになぜか使わなかった」
 「あそこは普段の思考パターンを踏めばよかったのになぜかそうしなかった」
 「ああ,ここはこう考えるべきだった」
 「ここはこうしていればよかった」
 「ここをこうしていたらあと2点はとれて受かってた」
それは一箇所や二箇所ではなく。


たくさんあるその中のどこかが良い方に転んでいたら
試験には受かっていた(試合には勝てていた)


今後の為の分析をする上では必要な分析ではあるものの,
こうした要因を踏まえてこれをどうとらえるかを間違えると,
こうした分析はある意味で危険でもあると思ってます。


試験に受かるため(試合に勝つため)には,
「次」の本番の試験で(試合で),
これらをなくすか限りなく少なくしなければならない。


しかし,それこそが極めて難しい。


分析で,
「今回」の試験(その試合)の
その時点にもし戻っていたら,
というような「タラレバ」的な感覚でとらえていると,
また次も同じ結果になってしまいます。

ジャンケンでグーを出して負けたのに,
「あそこでチョキを出していれば勝てたのだ」
と言っているのと同じで。
でもこれは勝負の後だからわかる分析でしかない。
そして厄介なのは,チョキ自体を出すことは,
「誰でもできること」であり
「簡単なこと」であるということ。

このことが,
分析をタラレバで終わらせやすいように思います。


「次」のジャンケンで
実際に相手と対峙したその瞬間に,
相手に勝つには何を出すべきかの判断こそが,
極めて難しいと思うのです。

「次」の試験(試合)で必ず勝つ,
勝率を上げるためには,
「次」で相手に勝てる自分(チーム),
良い方に転ぶ自分になっておく必要がある。


日本のゲームを見て思ったのは,
やはり「個」の差が
まだまだ大きいということ。

地力や底力の差。

サッカーというレベルで
W杯ベスト4常連国になるための実力という意味では,
ひょっとするとこれを4年間で急上昇させることは
容易ではないのかもしれません。

10年20年スパンでの課題,
いや,50年かもしれません。

しかし,
「次」のサッカーW杯レベルの話とは異なり,
「次」の司法試験での1年間というスパンは,
地力を上げるには実は十分でもあると思います。

分析の仕方を間違えず,
場当たり的なタラレバ的反省・対処で
来年の試験を迎えず,
しっかりと地力・底力を上げる対策を
地道にやっていかなければと,
痛感させられたコロンビア戦でした。