数字のマジック。
司法試験の本試験に受かるつもりで勉強してきた人でさえも,
こと「予備試験」と聞くと,
到底受かる気がしないという人がいます。
たしかに,予備試験の数字上の合格率は低いです。
ただ,試験の通りやすさと倍率とは,
本来別のはず。
司法試験の本試験に立ち向かった人間でさえも,
この数字のマジックにはひっかかってしまいます。
いや,
数字のマジックにひっかかってしまったからこそ,
新司法試験が受かりやすいのだと勘違いして,
ロースクールに入り,
新司法試験を受験しようなどと思ったのかもしれませんね。
そう考えれば,
なるほど納得かもしれません。
予備試験の方が難しく通りづらい試験であるならば,
予備合格者は100%に限りなく近い割合で,
本試験に合格するはずです。
数字を見るなら,
むしろそのように見るべきなのではないでしょうか。